忘れ物

本編

私は今日もいつも通り、会社から疲れてアパートに帰ってきた。ドアを開けると、いつものように玄関に靴が並んでいる。でも、待って。なんかおかしい。私の靴以外に、知らない男の靴が一足。

(え、これ誰の?泥棒?いや、泥棒がこんな靴をわざわざ脱いでいくはずないよね……)

落ち着いて考えようとしたけど、気持ちは落ち着かない。慌てて部屋を見回すと、何も荒らされた形跡はない。ただ、リビングのテーブルの上に、いつもの私の写真が。でも、なんか変。

(この写真、いつもと違う。何か加えられてる……)

そう、私の写真の隣に、知らない男性が写っていた。まるで夫婦写真のように。

(これ、いつの写真?こんな男、知らない……でも、なんで私のアパートに?)

恐怖で頭が真っ白になる。そうこうしているうちに、玄関のドアがゆっくりと開く音が。

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意味怖
影山 真夜 (Kageyama Maya)をフォローする
怖話物語
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